私は投資の勉強を始めたとき、いきなりシステムトレードから取り組んでしまいました。
そのため基本的な用語や考え方を飛ばしてしまい、結果的に遠回りをしてしまったと感じています。
これから投資を始める方には、以下の内容を先に理解しておくと、よりスムーズに学習が進むと思います。
投資対象の選択
- 株式
- FX(外国為替証拠金取引)
- 先物取引
まず、自分がどの投資対象に取り組むのかを絞ることが大切です。
例えば、社会人で帰宅後に投資を行う場合は、株式市場の取引時間が終了していることが多いため、24時間取引できるFXの方が生活スタイルに合うかもしれません。
特徴・メリット・デメリット
投資対象 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
株式 | 企業の成長や経済に連動 | 長期的に安定成長が見込める | 取引時間が限られる(平日9:00〜15:00) |
FX | 世界の通貨を売買 | 24時間取引可能、少額から始められる | 値動きが大きく、短期的に損失も出やすい |
先物取引 | 日経平均や商品など指数ベース | レバレッジが高く資金効率が良い | 価格変動リスクが大きく初心者には難しい |
投資スタイルの選択
- スキャルピングトレード
- デイトレード
- スイングトレード
私自身、最初は「デイトレード」という言葉しか知らず、「短期間の売買=デイトレード」と思い込み、本を読み漁っていました。
しかし学習を重ねる中で、システムトレードを行うにはスイングトレードが適していると考えるようになり、現在はその方向で開発を進めています。
スイングトレードを選んだ理由は以下の3点です。
- 中長期のトレンドをシステムで算出しやすい
- リアルタイム性をそこまで求められない
- 過去10年ほどのデータが入手でき、プログラム検証しやすい
将来的には、複数のスタイルを組み合わせてリスク分散しながら運用していきたいと考えています。
特徴・メリット・デメリット
投資スタイル | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
スキャルピング | 数秒〜数分で取引 | 小さな利益を積み重ねられる | 集中力と高い技術が必要、取引コストがかさむ |
デイトレード | 1日以内に完結 | 持ち越しリスクなし | 日中の時間が必要、精神的負担が大きい |
スイングトレード | 数日〜数週間で取引 | システム化しやすく検証が可能 | 持ち越しリスクがある |
投資初心者の学習ステップ(提案)
私なりに投資をこれから始める方に向けて、効率的な学習の流れをまとめてみました。
ステップ | 学ぶこと | 内容 | ポイント |
---|---|---|---|
Step 1 | 基本用語の理解 | 株価・ローソク足・出来高・スプレッド・レバレッジ など | 取引画面を見ても迷わないレベルを目指す |
Step 2 | 投資対象の特徴を知る | 株式・FX・先物の違い | 自分の生活スタイルや性格に合う対象を選ぶ |
Step 3 | 投資スタイルを選ぶ | スキャルピング・デイトレード・スイング | まずは1つに絞って集中する |
Step 4 | リスク管理 | 損切りルール、資金管理、レバレッジ設定 | ルールを守ることが生き残る鍵 |
Step 5 | 分析手法の基礎 | ファンダメンタルズ・テクニカル | チャートやニュースの読み方を習得 |
Step 6 | デモトレードで練習 | 実際に仮想資金で取引 | 失敗を経験して感覚を掴む |
Step 7 | 少額で実践 | 本当に小額から取引開始 | 感情のコントロールが本番で重要 |
Step 8 | 検証・改善 | トレード記録をつける、バックテスト | 自分の強み弱みを客観視する |
まとめ
- 投資を始める前に「対象」と「スタイル」を決めることが大事
- システムトレードを目指すなら、スイングトレードから始めるのがおすすめ
- 最初に基本用語やリスク管理を学んでおくことで、遠回りせず効率よく進められる
- 学習ステップを踏むことで「手法に振り回されず、継続できる投資」が可能になる