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投資の勉強を始めたころに参考になった「破産リスク」という考え方

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投資の勉強を本格的に始めた初期のころに、「あぁ、なるほど」と腑に落ちた考え方があります。
それが 『破産リスク』 という考え方です。

多くの投資家がこの考え方を身につけないまま取引を続け、結果的に市場から退場してしまう大きな要因にも直結しています。


破産リスクとは?

破産リスクとは、現在の収益率などをもとに「どのくらいの負けで資金が尽きてしまうか」を計算し、そのリスクを 0%に抑えられる範囲で連続して負けても破産しないラインを決める という考え方です。

つまり、破産しない限り次のチャレンジができる という前提に立った資金管理の手法です。


腑に落ちた理由

多くの投資本では「心得」として、

といったメンタル面の重要性が書かれています。

しかし、実際に「破産確率を数式で算出し、自分で許容できるボーダーラインを決める」考え方は、自分の性格に非常に合っており、納得感を持って実践できました。


破産リスクの計算式

''' 破産リスク = (1 - (B - P)) / (1 + (B - P)) ^ U ''' B = 利益率 P = 損失率 ^ U = 破産するまで連続して負けたと仮定した場合の破産までの最大回数

口座に100万円あるとして最大30%のドローダウン(約30万円の損失)のリスクを負う場合 利益率60%、損益率40%、取引1回あたりに取る損失を口座の1%(1万円)とすると最大30回(30万/1万円)負けることを許容する (1-(0.6 - 0.4)/1+(0.6 - 0.4)) ^30 = (0,666666)^30 = 約0%(小数点以下切り捨て)


これから始める方へ

これから投資を始める方も、まずは ご自身の元本と想定する勝率から破産確率を0にした場合の取引額 を計算し、それを上限に設定してからチャレンジされることをおすすめします。

破産リスクを意識することで、長く市場に残り続けることが可能になります。


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